田んぼの田上 -tanbo no tagami-

2019/05/05 21:56

今シーズンの田植えがスタートしました。


大型連休の前半は少し肌寒い感じでしたが、
後半は天気がいい日が続き、周囲でも多くの農家さんたちが
田植えをしています。

作業中なのであまりたくさんの写真は撮れませんでしたが
少しでも雰囲気が伝わるといいなということで
せっかくなのでアップしてみたいと思います。


こちらは自然栽培米の田んぼ。
初期生育用に自家製の籾殻でつくったボカシ肥料を少しだけ使い
あとは大地の力を最大限に引き出して育てます。



日本では自然植生の中では稲は優位にたてないので
人間が除草してやらないといけません。
自然栽培といっても、放置するということでは決してなく
自然界の理の中で、稲が生育していくのをサポートするという考え方をしています。
これがとてもとても手間であるので、
一概に農薬を否定することはできないなぁと思っています。


作業中に見つけた「イチョウウキゴケ」
環境省のレッドレータブックに掲載されている希少種です。

このへんではまだ当たり前のようにいるので
希少という感じが無かったのですが、調べてみてびっくりです。
こういうことを農家も知っていないといけない時代なのかもしれませんね。


珍しくタニシが田んぼの中にいました。
生物学者ではないので、詳細の種目はわかりませんが、
ほかの田んぼにはあまりいなかったので珍しくて撮ってみました。
この田んぼの用水にたくさんいたので、きっと登ってきたんでしょうね。

ほかにもカワニナ、ヤゴ、ヒルなんかもいました。
きっと水がきれいなんでしょうね。ありがたいことです。
この自然環境だけは、自分たちでどうにかできるものではないので
運がいいとしか言えない領域です。本当にありがたい。

話は少々マニアックになりますが、
日本の自然というのは、ほとんどが二次的自然なので
人の営みの中で生まれた生態系がほとんどです。
なのでこうして生まれた生態系が今もなお維持できているのは
実は奇跡のようなものです。

こうやってお米を育てることで貴重な生態系とともに
この風景や風土を守っていけるといいなと思います。

このブログを書いていて思った改めて感じたことですが、
お米を食べていただく方に少しでも安心してもらえればいいなと
やっぱり思います。

私達が伝えられることには限りがありますが、
生産の場と消費の場との距離を少しでも縮められたらといいなと。

あとは、こういう自然界のありのままの姿に出会えることはとても幸せな瞬間でもあるので
こうした感動を多くの皆さんと共有できると嬉しいです。

それではまたまた。
See You Again!!